アイデンティティの否定。
少し昔の話をします。今の自分のことと織り交ぜながら。
私の声は、俗にハスキーと呼ばれるようなもので、あまり女性らしい声ではありません。
きっとハスキーな声の女性はいっぱいいると思います。その性質を持つ全ての方が、私と同様の経験や考えがあるとは限りません。ここで書くことは、あくまでも私個人の話です。
小学生の頃、もともと低かった声にプラスして、喉に小さなポリープがあって、高音がでない喉の持ち主でした。怪獣だとか、男だとか、まぁ予想できそうなモンはだいたい言われました。気にして凹むときもいっぱいありました。それに、そんな声と喉なのに、音楽の授業とか好きで、合唱とか好きで。でも声が出なくて、それが一番ショックだったのかも。泣いていた記憶があるから。
ポリープが治って、この声が自分の一部なんだって、自然と理解し始めて、
特徴があるから好きだって言ってくれる人もいて、
この声のことを深くまで気にしなくなっていたのがここ数年間の話。
だけど今、私はこの声を、再び、何年ぶりだろうか、涙するほど、嘆いた。
私はこの声で良いんだ、そう思えていたのに。
まさか、社会に出て、このことで凹まされるなんて、思いもしなかった。
自分の一部だと思っているものを否定されるのは、
たとえ、相手がからかいの程度だったとしても、素面じゃなかったとしても、
それで私が笑ってたとしても、
すげー、辛い。
性格や身なりや、そういうことを否定されるのとは程遠く、
この声は、手術したって、治るもんじゃないかもしれない、そういう類のものなのに。
聞こえずらいんだって、
自分は努力して大きな声だそうって心がけて、また努力して、
でも、
「~さんの声って、太いんだもん」
「男みたい。」
「電話とかの声聞こえないよー。」
力士みたいに人の声真似してんじゃねーよ。(笑
苦笑い、それしかないよ。
「すみません、もっと大きな声出せるように心がけます!」
謝罪と笑顔の裏で。
締め付けられて、苦しくて仕方なかった。
何を否定したかなんて、あの人たちには解らないんだろうなぁ。
っと、
苦しかったので、どうしても此処に記録させておきたかったんです。
またまた見苦しいものを載っけてしまってすみません;;
読んでくださって、ありがとうございます。
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悲しすぎます><
大丈夫です♪
自分、太い声大好きです。
自分がクロトさんの低い声
もらいたいです。
大丈夫です。
自分が味方です。
こんなことしか、いえなくて
すみません。